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2019年3月01日(金)09:33 やじうま速報

創業15年のクラフトブルワリー、再生事業をスタート。醸造所の3割が赤字。

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取材・執筆 : 加藤一 2019年3月1日執筆

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 2004年からクラフトビールを製造している、アウグスビール株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:坂本 健二)が、クラフトビール事業者の再生事業を2019年3月より開始する。

 日本において、クラフトビール市場は大手ビール事業者等の参入などもあり成長し、その醸造所の数はすでに300を超えるという。一方で、醸造所の多くは、利益獲得に苦戦している。国税庁の「地ビール等製造業の概況(平成29年度)」によると、3割が営業赤字、営業利益50万円以下の企業も合わせると4割となっている。

大手ビール事業者との販促競争、ビールの品質管理、樽回収を含めた物流費など、クラフトビール事業は、売上・費用両面で圧迫を受けやすい状況となっていることが要因と考えられている。そのため、どこか1点改善すれば容易に黒字になるといったことも難しいという。

 同社では、アウグスビールの創業15年の経営経験を活かした、クラフトビール事業者向け再生支援事業を開始する。提携物流網、大手ビールの製造管理者による品質管理、マイクロブルワリープロデュース等で培った商品企画、海外直接取引による原材料の仕入れなど、包括的にプロデュースすることにより、クラフトビールブランドを再活性化させる。

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アウグスビール代表の坂本 健二氏。


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