シダックス株式会社（代表取締役会長兼社長：志太 勤 一）が、レストランカラオケ事業の相互発展に向け、「カラオケ館」を展開する株式会社B&V と資本業務

提携を締結する。連結子会社であるシダックス・コミュニティー株式会社の持分81％及びシダックスが保有するシダックス・コミュニティーへの97億円の債権を譲渡する。株式譲渡価格は未確定。

　同社はレストランカラオケ事業の改善をすべく、不採算店舗の売却や閉店による大幅な赤字縮小対策等で自助努力を継続してきたが、一人カラオケ等消費者のニーズが大きく変化する市場環境の影響から、抜本的な改善には至らず2018年3月期においてシダックス・コミュニティーは18億67百万円の経常赤字となった。今回、自助努力の次の段階として、同業のB&Vと資本業務提携を締結し、お互いの持つ強みを共有することで、自助努力では成し得なかった抜本的改善を目指す。

　株式譲渡により、シダックス・コミュニティーは、シダックスの連結子会社ではなくなるが、レストランカラオケ事業に係る食材・消耗品の販売・配送、業務管理システムの提供、個人情報管理・会員サービスの提供を継続する。また、B&V は経営指導、資金支援等を行い、既存店舗のリニューアル及びオペレーション等の改善による店舗の原価率の低下を図っていく予定。