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取材・執筆 : 小山裕史 2021年9月9日執筆
コロナ禍でキャンプブームに拍車がかかり、国内アウトドア市場は盛況である。このブームに肖ろうと、キャンプ専用の日本酒が発売された。キャンプ専用の日本酒って、一体どんな日本酒なんだよ。
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キャンプ専用の日本酒とは、株式会社カルモア(本社:東京都中央区新川)と株式会社桑原酒場(本社:島根県益田市中島町)が共同で、コロナの影響で出荷されず蔵元に眠っている日本酒を「キャンプ専用の日本酒」としてスペシャルブレンドした日本酒である。2021年8月27日から期間限定でクラウドファンディング「CAMPFIRE」で発売している。一体、他の日本酒と何が違うの。
「キャンプ専用の日本酒」とは。
■そのまま飲んでも温めても美味しい
キャンプは屋外のため、ビールやワインなどと同様にクーラーボックスや氷がなければ冷えた状態での管理は難しい。そこで、常温保管でも風味を損なわず美味しく味わえ、むしろ温める(熱燗)ことで味わいが広がる日本酒を厳選してブレンドした。
■自然を感じる黄金色
日本酒のほとんどは「無色透明なお酒」であるがキャンプ専用の日本酒は、あえて濾過をせず、また調整用の水も加えず、自然そのものの味わいが楽しめる。自然の中で飲む日本酒なら、お米本来の旨味とコク「そのままの裸」を味わう日本酒である。
黄金色の日本酒
簡単に言うと、春夏は冷酒として、秋は常温で冬は熱燗。そのまま飲んでも良し。冷やしても良し。温めても良し。三方よしの日本酒である。
●キャンプ専用日本酒「高津川ラベル」純米吟醸 無濾過原酒
2種類のお米(山田錦、佐香錦)を原料とした純米吟醸(4年熟成)と佐香錦を100%使用した純米吟醸(3年熟成)をブレンドした純米吟醸原酒
●キャンプ専用日本酒「鶴ラベル」純米大吟醸 無濾過原酒
原料米として山田錦を100%使用した純米大吟醸(2年熟成)と純米吟醸(3年熟成)をブレンドした純米大吟醸原酒
日本酒を売るため、キャンブームに便乗した発想は面白い。少々、強引な気もしないわけでもないが、キャンプ愛好家には注目の1本かもしれない。
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