外食駅伝の参加費の一部を寄付させていただいている交通遺児等育成基金の内田専務理事がフードリンクを訪ねてくれました。偶然にも大学の先輩でした。2012年から3年連続で寄付を続けていることを感謝されました。参加いただいた皆様、別枠で寄付をいただいた日本バーテンダー協会の皆さんにありがとうございました。今年の外食駅伝は11月8日に開催します。今年こそ、雨が降りませんように。ランダムトークです。

　スナックおいでよ。

　青山・骨董通りに5月28日オープンした和食店「こはぜ」に行きました。板前の作る割烹料理が食べ放題で、埼玉の日本酒「文楽」を中心に本格焼酎など厳選された酒類も飲み放題飲み放題。これで1人一律1万円ぽっきりです。消費税も込み。気兼ねなく割烹を楽しめる良い店です。

　広々したコの字型のカウンターの奥には和服の上に割烹着を来た若い女性スタッフが2名。女性の1人は女将やママと呼ばれ、お客様は彼女との会話を楽しんでいます。青山らしいクリエイティブ系と思われる30～40代の男性客で賑わっています。同店は伝説のレストラン「カシータ」の入るラポルテ青山の地下にひっそりあるスナック「マーメイド」の新店です。「マーメイド」は昭和歌謡がBGMで、卵型カウンター内に若い女性が5，6名立つ男性に人気の店です。「こはぜ」と「マーメイド」をお客様が回遊しています。

　マガジンハウスからムック本『Hanako FOR MEN スナックおいでよ』が6月25日に発売されました。流行に敏感なマガジンハウスがこの時期にスナック本を発行することに驚きました。スナックを知らない世代に向けに遊び方を紹介しています。グッチやポールスチュアートが広告掲載していることにも驚きました。

銀座の書店では平積み。

　スナックを復活させようと2013年に発足した全日本スナック連盟という一般社団法人があります。 会長は浅草キッドの玉袋筋太郎さん。『Hanako FOR MEN』にもナビゲーターとして登場しています。ランチパスポートが今、各地で一世風靡していますが、これにあやかって同連盟が6月25日、『スナックパスポート』を発売しました。安心して飲めるスナックを選び、本を見せると割引やボトルサービスが受けられます。話題のクラウドファンディングで費用を集めての発刊です。

　私が20代前半で酒類の営業をしていた際、スナックが全盛期でした。ボトルキープしたウイスキーで、ホステスさんが水割りを作ってくれ、一緒にカラオケをでデュエットします。当時の私は最も若い客として可愛がっていただきました。スナックは最初、何だか怖そうな雰囲気でしたが、打ち解けると常連のお客様達とも仲良くなり、初対面の方々も一緒になって盛り上がります。小さな店での一体感がスナックの魅力です。

　スナックで私が浮かれていた時代はバブル直前。時代は巡って30年、またスナック時代が来るかもしれないですね。ウイスキーも流行ってますし。スナック未経験世代が興味を持ってくれるかが鍵です。マガジンハウスの英断に期待したいです。

安田正明（フードリンクニュース主宰）