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外食ニュース

2026年9月18日(金)07:10 ニューオープン

「辿り着けない古民家」から始まる狂気。DD出身・成田新社長が挑むフォースター第二章の正体

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取材・執筆 : 小山裕史 2026年9月17日

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左:成田氏(株式会社フォースター:代表取締役社長) 右:禰冝田賢二氏(SODATE:代表)

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西池袋"ツウ"でも辿り着けないかも。

株式会社フォースター(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:成田佳史)の第二章が幕を開け、9月17日(木)、西池袋公園近くに「炭火ビストロ Le Logis Beau(ロジボー)」をオープンさせた。

同社は、2013年3月に渋谷・円山町に創業店舗となる「オイスター&スパニッシュイタリアンバル Spiral(スパイラル)」をオープン。以降は、渋谷をホームグラウンドとしてオイスターバー、牡蠣小屋、居酒屋など9店舗を展開している。

今年8月、同社は株式会社アサヒテックコーポレーション(本社:滋賀県湖南市)のグループに入り、新体制としてスタート。社長に就任したのが創業メンバーとして同社の取締役であった成田佳史氏である。

オイスターバーのイメージが強い同社であるが、新体制となり初の新店舗の業態は『炭火ビストロ』。出店場所も、同社が得意としている渋谷ではなく、池袋。東京芸術劇場がある劇場通りを渡った西池袋エリアである。同エリアは西口の繁華街とは一変、飲食店はあるものの人通りは少なく、どこかアンダーグラウンドな臭いがするエリアである。

更に、驚くのがお店の場所である。築年数が経っているビルの半地下にある廊下を進むと、築60年近く経った昭和造りの一軒家が現れる。ビルやマンションに囲まれており、通りからはその一軒家の存在に気づくことはできず、西池袋"ツウ"でも辿り着くのが困難なのが「ロジボー」である。

住居として使われていた古民家は、その所々に昭和感漂うパーツが溢れている。懐かしく美しい窓ガラスの模様、窓の鍵、昭和の民家でよく見かける名栗加工の柱など、昭和の家が持つ趣や素材が忘れかけていたノスタルジーを思い出させてくれる。

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古民家の骨組みをそのまま活かした高い天井

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随所に見られる昭和の面影

注目は2階フロアの中央部分をぶち抜き、1階、2階をつなぐ吹き抜けの空間に設置されている手動のリフト。リフトは1階キッチンに繋がっており、リフトのロープを手で引っ張り2階に持ち上げる光景も昭和らしさである。店舗デザインを手がけたのはスタジオムーン出身、gris designの花岡美穂子氏。古民家のパーツ、空気感を活かしながら、現代のビストロとしての居心地を融合させた作品である。

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1階キッチンに繋がる手動式リフト

店舗は、1階2階合わせて24坪40席に加え、テラス10席も完備。テラスには庭師による植栽を取り入れ、田舎に里帰りしたような空間に仕上がっている。1階は、オープンキッチンを囲むカウンター席とテーブル席。2階は、アダルトな雰囲気が漂うカップルシートが2シート、大人数のパーティーにも対応できるようレイアウト変更できるテーブル席が並んでいる。

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テラス席

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カップルシート

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店内の様子

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1階カウンター席 ※オープンキッチン奥には炭台を設置

「ロジボー」のオープニングにあたり、豪華なサポートメンバーが顔を揃えた。Serviceは、S1サーバーグランプリで2年連続準優勝の実績を持ち、現在は「SODATE」代表として、飲食店を中心に接客・サービス向上や人材育成、チームづくりを支援する接客コンサルタントとして活動する禰冝田賢二氏。

PRは成田氏と同じ、ダイヤモンドダイニングで広報として長年手腕を振るった重田委久子氏。禰冝田氏、重田氏が持つ、確かな実績と業界への知見が、隠れ家ビストロ「ロジボー」の強力な追い風となることは間違いない。

料理の主役となるのは、オープンキッチンに設えた炭台で焼き上げる、和牛や熊・鹿・猪・羊などの多彩なジビエ。さらに、それらを盛り立てる定番のビストロ料理やオードブル、パスタなど約30種のメニューを揃えている。

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フードメニュー

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ドリンクメニュー

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極厚肉に炭を直接押し当てる、魂の一瞬

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和牛炭火グリル

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料理一例

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同社の店舗として初めてアサヒビールが採用された

オイスターを得意としている同社であるが、新社長となった成田氏が全面プロデュースした『炭火ビストロ』。ビストロ料理にもさりげなく牡蠣料理を取り入れるなど、フォースターらしさは健在である。

さらに、来店動機のストーリーをつくってくれるロケーションも成田氏のセンスである。古民家をリノベーションしたお店や敢えて看板を出さないお店などは一般的になっているが、通りからはその存在を全く伺わせない「ロジボー」は、隠れ家や秘密基地と言ったよくある表現では決してまとまってほしくない。

地図上では決して発見できないステルス物件は、新たな物件の選択肢として注目を集めることは間違いない。フォースター第二章の象徴的な旗艦店となりそうだ。

妻夫木聡似の成田新社長。昨今、スモールM&Aも賑わっている外食業界において、テック企業の傘下でフォースターの第二章をどう切り拓くのか。その序章として生まれた「ロジボー」の攻めの姿勢は、早くも業界の新たな羅針盤となりそうだ。

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左:禰冝田氏 右:成田氏

<店舗情報>
「炭火ビストロ Le Logis Beau(ロジボー)」
東京都豊島区西池袋3-22-8 
TEL:03-5927-8520
席数:50席(テラス10席含む)
※丸い看板が目印
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