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取材・執筆 : フードリンクニュース編集局 2025年11月26日
社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:久志本 京子)による協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査。10月全体売上は、107.3%となった。



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レストラン業態などの一部で9月からの客数の伸び悩みが残ったものの、月後半に客数は回復した。だが消費者の節約志向は根強く、半額などのお得なキャンペーンに集客効果が見られた。客単価の上昇、FF業態やFR低価格業態の堅調、一時期鈍化していたインバウンド需要の回復などが外食全体の売上を下支えし、売上は107.3%となった。
ファーストフード業態は、全体売上107.7%となった。 「洋風」は、引き続き定番の季節限定メニューの好調とお得なキャンペーンによる集客で、売上110.4%。「和風」は、前年値引きキャンペーンを実施していた反動で客数が前年割れとなるも、客単価が売上を持ち上げ、108.1%。「麺類」は、引き続き割安感のある業態が好調で、売上104.2%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、米などの原材料価格高騰を背景に値上げして以降、客数は低迷、当月も売上は客単価に支えられて103.4%。「その他」は、「アイスクリーム」がハロウィーンキャンペーンの好評で、売上は104.8%となった。
ファミリーレストラン業態は、全体売上は106.7%となった。 「洋風」は、低価格業態の好調とお得なクーポンによる集客増で、売上107.8%。「和風」は、暑さが続いた気候もようやく秋めいて、一部では鍋など季節商材を使ったメニューやキャンペーンの訴求効果が出はじめ、売上107.4%。「中華」は、若者に人気のメニューが好調を続けていることもあり堅調、売上108.8%となった。「焼き肉」は、客足の戻りが鈍く、売上は99.7%となった。
パブ・居酒屋の飲酒業態は、客足の戻りは各社まちまちであったが、月後半を中心に客数回復し、売上104.2%。大阪周辺では、大阪万博が終わった月後半には、ターミナル立地以外の繁華街に客足が戻ってきた。
ディナーレストラン業態は、10月に入ると、家族客を中心に平日のランチや週末の集客が好調となり、また大阪万博で賑わったターミナル周辺の一部店舗では、訪日客で引き続き集客が好調、堅調なインバウンド需要で売上は106.5%となった。
喫茶業態は、客数の戻りは全体的にやや弱かったものの、一部で万博効果や、期間限定のお得なランチメニューが奏功し、客数は前年を超え、売上は110.6%となった。


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