やじうま速報
記事への評価
取材・執筆 : フードリンクニュース編集局 2025年10月9日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた内閣府による景気判断。2025年9月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、44.6 ポイントとなり、8月から1.0ポイント下降した。


<関連記事>

9月は、厳しい残暑が続いたものの、天候が大きく崩れる日は少なく、祝日が2日あったことも重なり、外食需要にとっては追い風となる環境だった。しかし、厚生労働省が10月8日に発表した8月の実質賃金は、1.4%減。8ヶ月連続マイナスとなり、 物価高が続いており、外食需要の減退が景気の現状判断のマイナスに繋がったようだ。
2~3ヶ月先の飲食関連の景気の先行きに対する判断は、52.4 ポイントと、こちらは3.2ポイントも上昇した。横ばいを示す50.0ポイントを上回った。価格上昇や米国の通商政策の影響が懸念されるが、年末需要に向けて期待が高まっているようだ。
■街の声
○:気温も下がってくるため、客の外出頻度が増える。また、鍋の季節になるため、今よりやや忙しくなる(東北・一般レストラン)
○ :秋の行楽シーズンに向け、団体予約が前年より入っている(中国・高級レストラン)
□:暑すぎた夏が終わり、気温も下がってきて外出する人が増え、景気は上向きである(南関東・一般レストラン)
□:10月から仕入れ食材がまた値上げされることから、価格の見直しが避けられず、客の外食機会が減少することが懸念される(北海道・高級レストラン)
□:前半は人の動きが少なかったが、連休から人の動きが増えている(沖縄・バー)
×:ランチ需要の動きに大きな変化はないが、企業の宴会やグループでの食事会を含む、ディナーの利用者が大幅に減少している。長引く物価上昇による経済的な不安もあって、タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスを重視する傾向が高まり、外食が減少している(近畿・一般レストラン)
(◎良、○やや良、□不変、▲やや悪、×悪)

読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0