やじうま速報
記事への評価
取材・執筆 : 安田正明 2024年8月29日
株式会社吉野家ホールディングス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:河村 泰貴)が、オーストリッチ(ダチョウ)を使った美容事業をスタートさせた。
<関連記事>
客単価6000円の居酒屋に、Z世代の男女が集う。『高円寺 動悸』は健康志向という現代ニーズに即した新ジャンル!?
吉野家、介護食「吉野家のやさしいごはん」新商品。累計販売120万食。
吉野家、トクホ牛丼をイオンで販売。ライザップ、サプリの次。
同社は、2015年にダチョウ牧場を買い取り、17年にダチョウの飼育・研究・商品開発・販売を行う株式会社SPEEDIA(スピーディア)を100%子会社として設立。茨城県石岡市に牧場を持ち、獣医学・畜産学の専門家と連携しながら約500羽のダチョウを飼育している。
オーストリッチオイルは肌へ美容成分が浸透する効果を促進し、特にナイアシンアミドに関してはオイルを塗布する前後では23倍もの浸透効果があると判明した。オーストリッチミートには健康に役立つ様々な栄養機能成分が含まれていること、さらには疲労改善や血管老化防止の効果があることも見出した。なお、研究はオイルやミートに留まらず、羽根や骨などオーストリッチのすべての資源を有効に活用するという観点で進めている。
スピーディアの研究に基づき、オーストリッチオイルを配合した「グラマラスブースターオイル」などのスキンケア商品を8月28日から、自社通販、日本調剤オンラインストア、ヨドバシドットコムなどで販売をスタートさせた。定期的にポップアップストアも開催していく。
また、8月28日(水)から「クッキング&コンフォート」スタイルの全国の吉野家約400店舗で、スピーディアの牧場でとれた良質なオーストリッチミートのモモ肉とヒレ肉をローストビーフ風に仕立てた「オーストリッチ丼」1683円を約6万食の数量限定で販売する。オーストリッチミートは、しっとりと柔らかく、ジューシィな赤み肉ならではのうまさを味わえ、クセやくさみがないという。牛、豚、鶏に次ぐ肉類の可能性を探る。
吉野家HDは、栄養機能を専門分野とする研究者を外部から招聘し、食べることで健康を目指す機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ牛丼)の研究開発を行うなどして、食だけでなく健康事業の展開も行っている。今回、さらに美容にも進出する。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0