IR情報
記事への評価
取材・執筆 : 安田正明 2023年6月29日
「筑豊ラーメン山小屋」のワイエスフード株式会社(本社:福岡県田川郡)が、創業家社長の緒方 正憲氏が退任し、代表取締役社長に小川 光久(おがわ みつひさ)氏が就任すると発表した。6月28日付け。
<関連記事>
「筑豊ラーメン山小屋」ワイエスフード、ベンチャー投資家が1/3を所有へ。なぜ?
【特報】マロと楠本氏のGYRO、ファンドに買収される
「ペッパーランチ」を85億円で買ったJ-STARってどんなファンド? そしてペッパーフードの行方は?
小川氏は1959年9月21日生まれ。三井物産を早期退職し、企業の海外担当執行役員などを歴任してきた。「山小屋」は同社HPによると海外で25店舗展開しており、小川氏の下、海外展開を加速させたいようだ。緒方 正憲氏は「取締役生産本部長」として残る。6月28日付け株主総会では、緒方氏が代表取締役に留任し、小川氏は新任取締役に就任するという議案であったが、覆された模様。
「山小屋」は1970年に緒方正年氏が創業。1994年に飲食店の経営及びFC店の加盟募集等を目的としてワイエスフード株式会社を設立。2005年にジャスダックに上場した。2007年に創業者の長男、正憲氏が代表取締役社長に就任した。赤字が続き、2020年9月には上場廃止に係る猶予期間に入ったが、第三者割当増資を行い、22年3月期においては7年ぶりに経常利益が黒字へ転換するまでになった。今回、新任取締役となった青柳 和洋氏の投資会社がワイエスフードの発行済株式の1/3を所有している。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0