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やじうま速報

外食ニュース

2023年4月27日(木)06:10 やじうま速報

【外食市場23年3月】酒業態、コロナ前比64%。深夜の集客見込めず、未だ店舗数は減少傾向。

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取材・執筆 : 安田正明 2023年4月27日

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 社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2023年3月度は全体売上で118.8%、19 年比でも 101.5%となった。歓送迎会や春休みのシーズンで個人や家族客、中小宴会が増加したことが要因。しかし、大規模宴会や夜遅い時間帯の集客はまだまだ弱い。

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 ファーストフード業態は、全体売上は110.9%、19年対比では113.2%となった。「洋風」は、コロナ全盛期ほどの伸び率ではないが引き続き堅調に推移し、売上108.6%。「和風」は112.8%。「麺類」も、値上がり基調が消費者に浸透し売上119.2%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、年度の変わり目の歓送迎やWBC観戦などでテイクアウト需要が増え、売上108.4%となった。

 ファミリーレストラン業態は、全体売上は前年比126.2%、19年比は93.3%となった。年明けからの堅調な流れとともに、コロナ規制の大幅緩和で春休みの家族客が増え、「洋風」は売上124.6%、「和風」は売上125.3%。「中華」は、消費の回復促進を目指したキャンぺーンを展開するなどで、売上120.4%。「焼き肉」は、春休み・卒業シーズンで団体客が戻り、売上は139.7%と大幅に増加した。

 パブ・居酒屋業態は、酒類の提供制限という"足かせ"がはずれて以来、個人客やインバウンド需要の堅調が続き、送迎会シーズンの中小宴会が回復傾向で、売上は189.4%に跳ね上がった。だが、コロナ前のような大規模宴会は戻りが鈍く、二次会需要もほぼ見られず、19年比では売上64.5%となっている。店舗数で見ると、19年比で69.9%。2月は72.3%だったことを鑑みると、回復基調だが、未だ新規出店意欲は弱い。

 ディナーレストラン業態は、中規模の歓送迎会およびインバウンド客と個人客の増加が売上と客単価を下支えし、売上は136.2%となったが、大口の法人利用はまだ期待できず、19年比では売上89.1%となっている。


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