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やじうま速報

外食ニュース

2022年10月26日(水)08:18 やじうま速報

【外食市場22年9月】洋風FF、和風FF、焼き肉は19年超え。酒業態は未だ53%。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年10月26日

キーワード :   

 社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2022年9月度の全体売上は119.7%、19年比でも94.1%と、8 月よりも明るい兆しが見えてきた。

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 19年を超えている業態は、「洋風ファーストフード」「和風ファーストフード」「焼き肉」の3業態となった。8月で超えたのは「洋風ファーストフード」だけだった。飲酒業態はコロナの打撃が大きく苦境が続き、19年比53.7%と5割前後をさまよっている。しかし、前向きに宴会などの顧客獲得に向けて情報発信を再開している。

 ファーストフード業態は、テイクアウト・デリバリーの売上増は一段落の気配だが、売上自体は引き続き堅調で、加えて店内飲食の回復もあり、全体売上は108.2%、19年対比では108.3%となった。「洋風」は、ドライブスルーの増設等とキャンペーン商品の強化で売り上げを伸ばし、104.6%とコロナ以前よりも好調。「和風」は、期間限定メニューが奏功し売上111.1%。「麺類」は、昼間を中心に都心部の店内飲食が復調し、売上120.5%、19年比は88.2%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、回転寿司で値上げをしない安い価格設定が支持され、売上106.8%となった。「その他」は、「アイスクリーム」が大規模施設や繁華街の売上を伸長し113.3%となったが、19年対比では87.0%であった。

 ファミリーレストラン業態の全体売上は132.1%と、前月よりは上向いているものの、平日を中心にした夜間の集客が依然として不振であり、19年比では81.2%に留まった。「洋風」は売上122.7%、「和風」は139.3%となったが、九州・四国・中国地方で台風14号の被害が大きく、夜間の集客も振るわず、そもそも深夜帯の営業時間が減少していることなどから、19年比では「洋風」71.2%、「和風」82.3%に留まっている。「中華」は、持ち帰りと店内飲食がともに好調で、売上124.3%。「焼き肉」は、コロナ感染の減速にともない大都市圏店舗が好調で売上167.7%、19年比でも104.4%となった。

 パブ・居酒屋業態は、昨年はほとんど営業できない店舗が多かったため、営業制限のない今年の売上比は568.8%と大幅に伸びたが、コロナ以前の19年比では53.7%にすぎず、小規模宴会の需要は少しずつ戻りつつあるものの依然厳しい。

 ディナーレストラン業態は、個人需要が戻り、売上は164.9%だが、平日夜間の法人需要がなかなか戻らず、コロナ感染の拡大に対応が追いつかなかったところもあり、19年比は80.5%に留まった。

 喫茶業態の売上は前年比128.2%となったが、シルバーウィーク連休の悪天候や台風の影響で、営業できなかった店舗もあり、19年比では80.1%であった。

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