やじうま速報
大手外食チェーン122社のうち、メニュー価格の値上げを公表したのは71社(構成比58.1%)と約6割に達する。東京商工リサーチが2022年1月から9月上旬までの値上げを調べた。
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71社のうち、値上げを公表したのは88ブランドで、中華・ラーメンが最多の16ブランド。次いで、ステーキ・焼肉、ファストフードが各12ブランドと続く。22年7月の同社調査から19社、23ブランド増えた。
小麦や牛肉などの原材料を海外から調達する割合の高い業態を中心に、値上げが相次いでいる。さらに、今年に入り2回の値上げを公表したチェーン店も5社(5ブランド)ある。
値上げ幅では、「5%以上10%未満」が25ブランドで最多だった。「10%以上」の値上げは11ブランド(同25.0%)。ただ、単価の安いファストフードやコーヒーショップのメニューでは、販売価格が15%以上の値上げもある。原材料価格の高騰や物流費上昇による急激なコストアップで、外食チェーンは販売価格への転嫁を避けられない。さらに、これから年末に向け値上げが相次ぐ恐れがある。

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