やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2022年9月12日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2022年8月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では37.1ポイント。コロナ第7波の影響をモロに受けた7月から 6.3ポイント改善した。
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2~3ヶ月先の景気の先行きに対する判断は、51.5ポイント。 7月から7.0ポイント上向いた。仕入価格の上昇により、値上げせざるを得ないが、お客に受け入れられるのか不安はある。しかし、持ち直しへの期待がある。
■街の声
「当店は値上げせずに頑張ってきたが、このまま物価高が続けば値上げは必須であり、客がついてこられるか心配である。また、家計にじわじわと影響が出ており、客の来店頻度は減るだろう。」(北関東・一般レストラン)
「会社の宴会はほとんどないに等しかったが、家族での会食などの予約がかなり入っていたので、悪いとは言い切れない。」(南関東・一般レストラン)
「新型コロナウイルスの感染拡大第7波が、秋になり落ち着いてくれば、会食の機会も増えてくる。」(甲信越・高級レストラン)
「新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増加しているため、非常に厳しい月となっている。付近の店舗も閉店時間が以前より早くなっており、当店の常連客に電話で案内をしても、身辺で新型コロナウイルスへの感染者が出ているため外出を自粛しているという返事が多く、大変悪い状態である。」(北陸・スナック)
「新型コロナウイルス感染症の状況次第だが、今の状況が景気の底に近いとみているため、3か月後には回復すると考える。県外からの秋の団体予約も、前年や前々年と比べるとかなり回復している。(北陸・高級レストラン)
「物価の上昇で家計の余裕が少なくなり、外食への支出も減少傾向が続く。新型コロナウイルスの新規感染者数が落ち着くまでは、厳しい状況が続くと予想される。」(近畿・一般レストラン)
「新型コロナウイルス感染症が落ち着いたようにあったが、また新型コロナウイルスの新規感染者数が増加しているため人通りが悪くなり、休業している店が多くなっている。当店では県外からの里帰りの客が若干あった程度である。」(九州・高級レストラン)
「業者の情報によると、離島や本島北部の観光地のホテル、飲食店は行列ができるほど観光客が来ているが、官庁、ビジネス街の飲食店は全く客が入っていない。観光客は増えつつあるが、地元客、特にサラリーマンの客が外に出ていない。」(沖縄・居酒屋)
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