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取材・執筆 : 加藤一 2022年8月19日
株式会社日立製作所と森ビル子会社のイーヒルズ株式会社が、飲食店などの衛生管理状況を見える化するサービス「T*Plats」を共同開発し、8月3日より日立が販売している。
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「T*Plats」は、イーヒルズが提供するIoTセンサーを店舗に設置するだけで、大気中の二酸化炭素濃度や温湿度などを測定し、データに基づいた衛生管理を可能にするサービス。これにより、店舗管理者は、従来目視では適切に行われているか判断できなかった衛生管理の徹底が可能になるとともに、「T*Plats」の公式ホームページ上で、衛生管理状況をお客に対して発信・公開することで、安全安心な店舗として認知を広げることができる。またホームページだけでなく、デジタルサイネージと連携し、店頭でも衛生管理状況をリアルタイムで見ることができる機能も提供していく。
日立が22年6月に実施した調査では、どのような感染対策を実施していれば安心してお店や施設を利用できるかという問いに対して、「室内換気」や「入店時のアルコール消毒と検温」、「十分な座席間隔の確保」といった基本的な感染対策に対し、いずれも「気にしていない」と答えた人はわずか約15%にとどまる結果となった。このことから、引き続き約85%の人は利用する店舗の感染対策状況を気にしていることが伺えるという。
また、お店や施設を利用する上で重視しているポイントとして、「感染対策の有無」と選んだ人が約55%にものぼり、「店内の雰囲気」や「アクセスの良さ」などを抑えて最も多い結果となり、店選びの基準として「感染対策の有無」が定着していることから、今回のサービスに繋がった。
現在、ゼットンやHUGEの一部店舗で導入されている。

店舗の衛生状況が発信される「T*Plats」 https://tplats.hitachi.co.jp/#/shops
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