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取材・執筆 : 加藤一 2022年7月12日
株式会社 FOOD & LIFE COMPANIES(以下、「F&LC」)の子会社である株式会社あきんどスシローが 2022年6月9日付で消費者庁より景表法に基づく措置命令を受けたことでお詫びと共に、役員3名から報酬等の一部辞退の申し出を受け経営責任を明らかにするためにこれを受理したと7月8日に発表した。
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水留 浩一氏(F&LC 代表取締役社長CEO)は基本月額報酬の30%、堀江 陽氏(F&LC 常務執行役員 本件当時、スシロー代表取締役社長)は基本月額報酬の20%、福山 知子氏(F&LC 執行役員 本件当時、コミュニケーション企画管掌)は基本月額報酬の 10%を返上する。7月分から3ヶ月間。
再発防止のため、経営陣、広告に関連する部署の全従業員に対し、景品表示法に関する研修を実施し、キャンペーン商品は期間全日で販売が継続できるよう計画し、当日販売予定分に完売が出た場合、店頭において告知をするなど、コンプライアンス意識の向上を図る。
しかし、3日後の7月11日に「京樽」でも虚偽表示商品があったと発表した。デリバリーにおいて22年1~6月に販売していた「押鮨 ばってら 6 貫(ランチ)」で、金華鯖ではなく、三陸産の鯖を提供していた可能性があり、購入金額を返金するという。F&LC社内ではお客軽視の姿勢がはびこっているようだ。

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