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取材・執筆 : 加藤一 2022年6月27日
サッポロビール(株)が、米国クラフトビールのStone Brewing Co.,LLCの持分売買契約を締結し、8月に同社を子会社化すると発表した。北米市場の「サッポロブランド」の生産拠点とする。
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Stone Brewingは、ビール類製造販売事業・飲食店事業・酒類卸事業を行っているが、酒類卸事業を切り離して買収する。同社は1996年にカリフォルニア州で創業し、米国におけるIPA市場のパイオニア的存在として長年に渡り市場を牽引してきた。カリフォルニア州エスコンディードとバージニア州リッチモンドの米国で東西2工場を構えている。2021年12月期売上高は、2億3千万ドル(約310億円)。米国でトップ10に入るクラフトブリュワリー。
これまで「サッポロブランド」の米国への商品供給の多くをカナダおよびベトナムからの輸入に依存していたが、米国工場の取得により物流コストは大幅に削減され、取得する2工場の稼働率は現状の約2倍へと改善することも見込まれるという。「サッポロブランド」は2026年までに海外で1,000万ケースを目標に掲げている。
また、Stone社がもつStone IPAをはじめとする有力ブランドも取得する。ブランド合わせて、米国市場だけで2024年に約800万ケースを目指す。買収価格は1億68百万ドル(約226億円)。

Stone Brewing ブランド
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