2～3か月先の景気の先行きに対する判断は、 41.3ポイント。1月から 1.9ポイント低下したが、現状判断よりも先行きへの期待は高い。3回目のワクチン接種の進展が奏功している。しかし、ウクライナ情勢による影響も含め、仕入・人件費のコスト上昇が懸念となっている。コロナ禍からお客が戻って来ないのに、値上げは通用するのかが懸念。

■街の声

「まん延防止等重点措置の適用による自粛要請に伴い、短縮営業及び休業等の対応を進めている。売上の柱である法人関連の宴席は皆無となり、個人客のレストラン利用も低調が続いている。」（南関東・高級レストラン）

「現状が変わるのはまん延防止等重点措置が解除されてからになると思うが、一気に外食が増えるとは考えにくいので、しばらくは厳しい状況が続くと予想される。」（南関東・居酒屋）

「まん延防止等重点措置のため、営業は夜９時、アルコール提供は夜８時まででやっているが、なかなか客が来てくれない。」（東海・一般レストラン）

「県内ではまん延防止等重点措置が延長になり、影響がいつまで続くか分からない。」（北陸・一般レストラン）

「３回目のワクチン接種が進んできたため、安心感が漂っているのか、来客数が持ち直している。」（近畿・一般レストラン）

「アフターコロナになれば多少景気は良くなるが、収入が減少している人も多くいるため、新型コロナウイルス発生前のような状況に戻るまでには時間を要すると思う。」（四国・一般レストラン）

「今月はまん延防止等重点措置が適用されたが、それまでも時短営業しており、夜の予約は入らなかった。また、ランチをしていたが、新型コロナウイルスの感染を警戒しており、売上が少なく厳しい月である。」（九州・高級レストラン）

「まん延防止等重点措置の解除後から感染者数がじりじりと増えてきているので、先が全く読めない。周りでも居酒屋の空き店舗が増えてきている。」（沖縄・居酒屋）