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やじうま速報

外食ニュース

2022年2月10日(木)08:27 やじうま速報

奈良・老舗うなぎ店、中国産を「国産」と偽装し破産へ。産地偽装は連鎖する。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年2月10日

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 1967年創業の老舗うなぎ料理専門店「うな源」を経営する有限会社うな源(本社:奈良県大和高田市、代表:森本猛央)が破産申請を行うと東京商工リサーチが発表した。

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 「うな源」を経営し、持ち帰り、弁当なども展開。大和高田市の「大和高田本店」の他、「近鉄百貨店奈良店」、「あべのハルカス店」、「近鉄大和西大寺駅ナカ店」を順次出店。さらに、2021年4月には、「橿原店」を近鉄百貨店橿原店内にオープンさせていた。「活うなぎ蒲焼」などのうなぎ加工品について、通信販売も実施し、大和高田市のふるさと納税の返礼品にも選ばれていた。

 しかし、同社の販売したうなぎ加工品について不適正表示の匿名情報があり、2020年11月から2022年1月25日までの間、近畿農政局により、食品表示法に基づく立入検査が行われた。この結果、近畿農政局は、中国産うなぎを「国産」として産地の異なる表示をし、少なくとも2020年4月1日から同年11月30日の間に15万8873個販売したと、今年1月31日に発表した。再発防止対策実施等の指示処分を受けるとともに、「産地偽装」が明るみとなった。

 うな源は、2022年1月下旬から各店舗を閉店・休業していたが、信用も失墜。事業再開の目処が立たず、破産申告となった。負債は現在調査中。

 昨年12月から産地偽装の発覚が続いている。

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時事ドットコムより

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写真は東京商工リサーチより。

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