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やじうま速報

外食ニュース

2022年1月28日(金)08:03 やじうま速報

【外食市場21年年間】飲酒業態、コロナ前のたった27%。コロナ融資・助成金で延命。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年1月28日

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 2021年の外食市場規模はコロナ前2019年比で83.2%。一般社団法人日本フードサービス協会(略称:JF=ジェフ 本部:東京都港区 会長:赤塚保正)が、月次外食産業市場動向調査を集計し、2021年1~12月の年間結果をまとめた。

<関連記事>
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 飲酒業態やレストラン業態等を中心に、1~2 月にはまだコロナ発生初期であった2020年よりもコロナ禍の影響が大きく、2021年年間の全体売上は98.6%、19年比では 83.2%と市場規模は縮小した。

 2021年の1月には2回目の緊急事態宣言が、4月以降はまん延防止等重点措置等の規制が政府・各自治体から発令され、時短要請など営業制限が 10 月まで続いた。特に規制に「酒類提供の制限・禁止」が加わったことで、制限期間中、飲酒業態の多くは休業に追い込まれ、「パブレストラン/居酒屋」の売上は、20年比で 57.8%、コロナ前の19年比では 27.2%とコロナ 1 年目より更に市場は縮小した。規制解除後の10~12期に入っても夜の需要は戻らず、外食産業の売上状況は依然として厳しい。

 業態別では、店内飲食を主とする「ファミリーレストラン」(91.8%/70.3%)(前20 年比/後19 年比、以下同様)、「ディナーレストラン」(89.9%/57.4%))、「喫茶」(100.1%/69.2%)、「パブレストラン/居酒屋」(57.8%/27.2%))等は、苦戦が続いており、特に飲酒業態は深刻な事態となっている。一方、「ファーストフード」(104.8%/101.8%)は業態の強みであるテイクアウト・デリバリーの下支えにより好調を維持した。

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多くの外食大手に融資した、日本政策投資銀行。

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