やじうま速報
主な「酒場,ビヤホール(居酒屋)」運営会社は、売上高が3,903億7,400万円(前期比45.6%減)、最終利益は1,110億2,700万円の赤字(前期は103億6,500万円の赤字)だった。東京商工リサーチが発表。
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新時代、21年で20店舗目。コロナを追い風にした唯一の居酒屋だ。
【居酒屋再生計画】かつての業界の雄「天狗」。おいしいし、接客も良いのだから、もっと客単価を上げる戦略をhttps://www.foodrink.co.jp/foodrinkreport/2020/10/1291005.php
コロナ禍で居酒屋は約3,300億円の売上が蒸発し、赤字幅は約1,000億円拡大した。減収企業の割合は92.1%で、前期の43.8%から48.3ポイント増と大幅に増えた。赤字企業は69.4%(前期は28.0%)に達した。
2020年の居酒屋の倒産は、過去最多の174件を記録した。2021年はコロナ関連の各種支援効果などで、1~8月累計で100件(前年同期比12.2%減)と沈静化している。だが、コロナ禍の営業制限で居酒屋の業績は大幅に悪化している。居酒屋と同様、営業制限で業績悪化が続く飲食業の減収企業の割合は80.3%だったが、居酒屋は92.1%で11.8ポイント上回っている。赤字企業の割合も、飲食業全体では49.4%だったが、居酒屋は69.4%と1.4倍に跳ね上がり、営業時間の短縮や夜間の営業制限が業績悪化を加速したことがわかる。
減収や赤字が継続すると、体力の脆弱な企業は淘汰が進むことも懸念される。コロナ禍が直撃した居酒屋には、業態転換や新規事業への進出を促すだけでなく、アフターコロナの生活様式を見据えた幅広い支援が求められる。
*最新決算期を2020年4月期~2021年3月期とし、前期(2019年4月期~2020年3月期)、前々期(2018年4月期~2019年3月期)と比較可能な主要「酒場,ビヤホール」317社を集計対象としたもの。
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