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やじうま速報

外食ニュース

2021年7月27日(火)09:53 やじうま速報

【外食市場21年6月】酒業態、コロナ前比15%。焼肉も酒制限、61%。

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取材・執筆 : 加藤一 2021年7月27日

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 一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡 慎一郎)による 協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査21年6月度は、全体売上は100.1%だが、コロナ前の2019年比では77.4%に留まっている。

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 10都府県に発令されていた緊急事態宣言は、沖縄を除き6月20日に解除されたが、首都圏や近畿圏などは引き続きまん延防止措置の対象地域となり、酒類提供や営業時間の制限が続いた。とくに夜の営業を柱としていたパブ・居酒屋業態は、コロナ以降、壊滅的打撃が延々と続いている。

 ファーストフード業態は、依然として好調な「洋風」が寄与し、業態全体では売上109.1%(一昨年比では96.8%)。「洋風」は、堅調な巣籠もり需要により売上113.6%。「和風」は、新メニューの開発、テイクアウトの予約販売などにより、売上は104.1%となった。「麺類」は、好調な弁当メニューが全体売上116.5%に寄与したが、酒類提供の自粛要請がラーメン業態などに影響し、一昨年比では73.2%にとどまった。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、デリバリーの利用拡大などの効果から、売上は102.9%(一昨年比94.9%)。「その他」は、「カレー」の営業時間短縮が響き、売上99.3%(一昨年比86.1%)となった。

 ファミリーレストラン業態は、全体的に酒類提供の自粛や時短営業が影響し、売上は88.4%(コロナ禍前の一昨年の64.2%)に留まった。「洋風」「和風」ともに、営業時間短縮と酒類販売禁止、さらにはテレワークの影響が加わり、夜遅くのビジネス街需要を取り込めず、売上はそれぞれ93.9%と87.3%に留まった。「中華」は、持ち帰り需要はあったものの、やはり営業時間短縮や酒類提供自粛のあおりで売上は92.0%。「焼き肉」は、酒類の提供が制限され休業した店舗もあったことから、前年比72.5%(一昨年比61.7%)の売上に留まっている。

 パブ・居酒屋業態は、先月に引き続き酒類提供制限が直撃し、依然として非常に厳しい状況が続いている。「パブ・ビアホール」は、緊急事態宣言の対象外地域で営業を再開できたところもあったが、売上は37.1%(一昨年比12.4%)にすぎない。「居酒屋」も、酒類が提供できる日数が増えたとはいえ、売上は42.4%。コロナ禍前の一昨年と比べて「パブ・ビアホール」「居酒屋」双方あわせて15%程度の売り上げとなった。

 ディナーレストラン業態は、料理の提供は回復傾向にあるものの、酒類を提供できないことが決定的な打撃となり、売上は85.1%(コロナ禍前の一昨年比で40.6%)に留まっている。

 喫茶業態は、一昨年の水準には到達できなかったものの、国産食材を使用した季節メニューの提供や、商店街や住宅地の店舗で集客に回復傾向が見られたことなどから、売上は111.2%となった。

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