やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2021年5月10日
地方都市を中心に横丁事業を行っていた、株式会社アスラボ(本社:東京都港区、代表:片岡 義隆)が4月30日、東京地裁に破産を申請したと東京商工リサーチが報じた。
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横丁運営のアスラボ、19年8月に旭川、20年2月に高崎にオープン。起業者募集中。
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2010年の設立当初は、シェアハウスの運営を主力に事業を展開していたが、後に、地域活性化を目的に飲食店が多数入居する「横丁」を甲府市、旭川市、宮崎市、鹿児島市などの地方都市で展開。メディアでも紹介されるなど注目された。大手デベロッパーや各地の自治体とも取引を広げ、ピーク時の2018年9月期には売上高約20億円をあげていた。
しかし、その後は地方で運営する横丁の譲渡などが重なったことから、売上は減少傾向で推移していた。近年は1ヶ所であらゆるジャンルの料理人が独自でメニューを提供する「シェアダイニング」事業を開始し、首都圏を中心に多数の出店予定があったものの、新型コロナウイルスの感染拡大により一部の店舗で開業が予定より遅れるなどしていた。負債は現在調査中。

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