やじうま速報
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2021年1月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、12月から僅か1.0ポイントの後退で15.1ポイントとなった。12～1月が底だと考えているようだ。
2～3か月先の景気の先行きに対する判断は、12月から8.2ポイント上昇し37.5ポイントとなった。ワクチン接種が2月から始まるなど安心材料が出ており、コロナ終息への期待の表れのようだ。
■街の声
「新型コロナウイルスの感染拡大に伴うＧｏ Ｔｏ Ｔｒａｖｅｌキャンペーンの一時停止、東京都などを対象とした緊急事態宣言の発令により、観光客が激減している。１月からは一部店舗の休業、ランチのみの営業時間短縮を余儀なくされており、売上確保が困難な状況となっている。」（北海道・高級レストラン）
「今後の景気については判断が付かない。ただ、新型コロナウイルスが終息するまで、取りあえず休業を続けていきたい。」（北海道・スナック）
「当地区は時間短縮営業の要請があり営業時間は22時までだが、実際は21時頃に営業を終えているので、来客数は通常よりも激減している。」（東北・一般レストラン）
「県独自の緊急事態宣言発令で、飲食店への時短要請により、店内飲食は皆無である。」（北関東・居酒屋）
「アルコール提供は19時まで、20時で閉店といわれており、夜の客が全く来ていない。ランチも、今まで６人、８人で来ていた客が、ほぼ１人ずつでしか来ていない。」（南関東・一般レストラン）
「前月～年末年始の繁忙期に新型コロナウイルスによる時短要請、今月に入り緊急事態宣言による更なる時短及び外出自粛が客足に大きく影響している。特に夜の営業は閑散としている。想定より影響は大きく、テイクアウト等の新たな取組では補い切れなかった。」（東海・高級レストラン）
「Ｇｏ Ｔｏ Ｔｒａｖｅｌキャンペーンの一時停止により、一挙に客足が減っている。それに加え、連休時の豪雪により少ない予約もキャンセルになっている。ひどい状態である。」（北陸・一般レストラン）
「年末年始の天候不順と新型コロナウイルスに端を発し、悪い流れが続いている。特にディナータイムの落ち込みはひどく、来客数の確保に苦労している。」（中国・一般レストラン）
「恐れていた第３波が現実となったことに加え、今回は飲食店が規制のターゲットとなったことにより、来客数が激減した。１度目の緊急事態宣言発令時より売上が落ち込むおそれがある。」（四国・一般レストラン）
「１月は２度目の緊急事態宣言が発出され、県内の客が全く来店しなくなっている。また、感染者も多く出ているため、動きも全くない。」（九州・高級レストラン）
「新型コロナウイルスの終息が全くみえない現状では、景気が回復する気配を感じない。現在苦境に立たされている飲食業や旅行業以外の業種にも倒産や解雇等が広がっており、日用品以外の消費が、大きく落ち込むことが予想される。」（九州・スナック）
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