AP、既存厨房で二毛作デリバリー開店。生販直結で差別化しFC化。

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2020年10月23日（金）09:47 ニューオープン

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AP、既存厨房で二毛作デリバリー開店。生販直結で差別化しFC化。

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取材・執筆：加藤一 2020年10月23日

キーワード：デリバリー　フランチャイズ　中食

　株式会社エー・ピーホールディングス（本社：東京都豊島区、代表取締役社長執行役員CEO：米山久）が、既存店舗の厨房を活用したデリバリー専門店「キッチンクラウド」の旗艦店を10月22日、横浜・綱島にオープンさせる。配送は自社便。

　「キッチンクラウド」は企画→調達→開発→受注→製造→配送→回収などのすべての業務を一貫して担い、生産者と食卓を繋げる生販直結の新しい形となる。一般のデリバリーでは、調理と配送の担い手の事業者は分断され、ユーザーには素材の生産者情報や作り手の想いが届きにくい。また、生販直結により流通コストも下げるという。

　中食売上を外食売上に上澄み出来るフランチャイズモデルとして外部に販売することを視野にいれており、塚田農場調布北口店、四十八漁場川崎たちばな通り店などで既に運営し検証を行っている。

　メニューは常時100種類程度。和洋中アジアからなる豊富な料理ラインナップにより、スーパーでは購入できない食材や、外食でしか食べられない料理ジャンル、クオリティの料理を、自宅で簡単・気軽に楽しむことができる。一般的なデリバリーは1～2人客が多く客単価が2,000円台だが、キッチンクラウドは家族客向けなので平均客単価は4,000円台まで上昇するという。

　APカンパニーは、10月1日から持株会社化に移行した。「キッチンクラウド」が新体制での初事業となる。