やじうま速報
記事への評価
取材・執筆 : 加藤一 2020年10月15日
2020年度上半期(4月~9月)における飲食店事業者の倒産は392件発生し、半期としては19年度下半期(409 件)に次ぐ 2 番目、上半期としては過去最多となった。通年で過去最多を更新しそう。業態別には、「酒場・ビヤホール」が98件(構成比25.0%)で最多。帝国データバンク調べ。
業態別では、居酒屋やビヤホールのほか、焼き鳥店、おでん店、も つ焼き店などを含む「酒場・ビヤホール」が 98 件(構成比 25.0%)で最多となった。次いで、ラー メン店、カレー店、焼肉店、餃子店などを含む「中華・東洋料理店」の 55 件(同 14.0%)、レストラ ン、フランス料理店、イタリア料理店などを含む「西洋料理店」の 54 件(同 13.8%)、てんぷら店、 うなぎ店、とんかつ店、沖縄料理店などを含む「日本料理店」の 40 件(同 10.2%)が続く。
負債額では、「5000 万円未満」の小規模な倒産が構成比 79.6%(312 件) となった。
政府は金融支援やGo To Eatキャンペーンの実施など積極的な支援を進めているが、飲食業は従前から人手不足や後継者問題、分煙・禁煙など複合的な課題を抱えてお り、抜本的な問題解決に至る蓋然性は低いと帝国データバンクは判断している。


<関連記事>
築地場外の大繁盛店・虎杖東京「倒産」。インバウンド減だけでない深いワケとはhttps://www.foodrink.co.jp/foodrinkreport/2020/07/2095125.php
コロナ関連倒産、飲食店が最多。東京都自粛で力尽き、9月には急増しそう。
飲食店の倒産、過去最多の勢い。3年未満で淘汰される。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0