やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2020年9月11日
「居酒屋」の倒産が、2020年1~8月までに130件発生し、20年の居酒屋の倒産は過去最多の19年(161件)を大幅に上回り、過去最多を更新することがほぼ確実となった。帝国データバンクが集計した。
負債額別に見ると、負債5000万円未満が全体の8割を占め、ほとんどが中小零細規模の事業者。地域別では東京都と大阪府が最も多く(21件)、東京都はこのうち18件が東京23区内の事業者だった。
居酒屋では、時短要請などが行われた都市部では深夜帯に酒類の提供ができず、長期に渡る客足の減少や利益率低下に直面している。大手居酒屋チェーンでも厳しい。経営体力や内部留保などに乏しい中小・零細居酒屋などでは、政府の資金繰り支援はあるが、極度の経営悪化が懸念され先行き悲観から事業継続を諦めるケースがさらに増加する可能性が高い。


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