やじうま速報
2020 年上半期における飲食店事業者の倒産は 398 件発生となり、上半期として過去最多となった、と帝国データバンクが発表した。このままのペースで倒産が発生すると、2020 年の年間倒産件数は 796 件前後となり、過去最多を更新する可能性がある。
業態別で見ると、居酒屋やビヤホールのほか、焼き鳥店、おでん店、もつ焼き店などを含む「酒場・ビヤホール」は 2020 年上半期が 100件。また、ラーメン店、カレー店、焼肉店、餃子店などを含む「中華・東洋料理店」は 2020 年上半期が 55 件。てんぷら店、うなぎ店、とんかつ店、沖縄料理店などを含む「日本料理店」は 2020 年上半期が 39 件。これら「酒場・ビヤホール」「中華・東洋料理店」「日本料理店」の 3 業態は、このままのペースで倒産が発生すると、過去最多を更新する可能性がある。
負債額別にみると、2020 年上半期は「5000 万円未満」の小規模倒産が構成比 79.9%(318 件)、5000万円以上の倒産は20.1%(80 件)となった。
下半期においても引き続きコロナ禍は飲食業界に波及していく恐れがある。先行きは見えず、来客者不足など根本的な問題を解決することは難しい。飲食店の倒産は引き続き高水準で推移する可能性がある。

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