やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2020年6月2日
寿司チェーン「寿し常」を展開する株式会社豊田(本社:東京都豊島区、代表取締役:豊田純司)が自己破産を申請する見込みだと帝国データバンクが報じた。内、首都圏26 店舗を、「とらふぐ亭」を運営する株式会社東京一番フーズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:坂本 大地)が6月1日付けで取得したと発表した。
豊田は、2008年6月期には売上高約72億7200万円を計上していたが、競合激化や消費増税の影響により2019年6月期の年売上高は約51億1500万円に落ち込み、新型コロナウイルスの感染拡大による集客減、緊急事態宣言に基づくショッピングセンター閉鎖に伴う主要店舗の閉店などにより巨額の赤字が発生、資金繰りが悪化していた。負債総額は約44億円。
東京一番フーズはふぐ料理店だけでなく、長崎・平戸養殖場のブランド魚(「平戸極海一番本まぐろ」等)を持つなど、水産物の6次産業化を図っている。今回の買収により自社グループや連携先の水産加工品等の販路を拡大できる。これにより、各業態への品揃えとジャスト・イン・タイム物流が可能となり、競争力が高まると読んだ。
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