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取材・執筆 : 加藤一 2019年3月29日執筆
「湯葉と豆腐の店 梅の花」を展開する株式会社梅の花(本社:福岡県久留米市、代表 取締役社長兼COO:本多 裕二)が、「海産物居酒屋さくら水産」などを展開する株式会社テラケン(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中西 雅也)の発行済株式数の58.0%を取得し子会社化することを決めた。
テラケンは、主に「海産物居酒屋さくら水産」を展開し、海鮮系居酒屋の草分け的存在。豊洲市場のみならず各地漁港からの産直品も多く、鮮度の高い鮮魚を中心とした低価格居酒屋。その他に大衆居酒屋「てらけん本家」や「豊漁居酒屋 わっしょい」など計39店舗を展開している。
同社は、2018年2月期売上高52億37百万円、営業赤字2億65百万円。過去3期連続赤字であり、筆頭株主はファンドのアスパラントグループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 彰利)に移っていた。梅の花は同ファンドから株式を取得する。取得価額は非公開。
購買や物流面でのシナジー効果を見込む。梅の花は客層拡大のために、牛肉と豚肉業態への参入を発表している。さらに今回で居酒屋も抱え込み、一気にポートフォリオが広がる。

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