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取材・執筆 : 加藤一 2020年4月15日
株式会社コロワイド(本社:横浜市西区、代表取締役社長:野尻 公平)が、株式会社大戸屋ホールディングス(本社:東京都 武蔵野市、代表取締役社長:窪田 健一)の 6月25日に開催予定の株主総会において経営陣を変更するよう株主提案を行うと発表した。コロワイドは2019年10月に大戸屋の創業者一族から大戸屋HDの19.1%株式を取得している。
コロワイドは株式取得後、大戸屋HDの事業再建のため子会社となるよう提案してきたが、大戸屋HDの経営陣は独自経営に固執し、協議を進展させることができなかったという。大戸屋の既存店前年比はバイトテロや値上げの失敗により、2019年3月以降マイナスが続き、コロナ禍の3月には20.7%も売上が減少した。
3月には、大戸屋HD株主にコロワイドの子会社化についてアンケートを募ったところ、回答数の9割を超える株主から賛同を得たことで、今回の株主提案に踏み切った。
これに対し、大戸屋HDは、コロワイドから子会社化について正式かつ具体的な提案を一切受けていない、と反論。アンケート結果は株主に具体的な情報を開示せずにコロワイドの3,000円の食事券と引き換えに行われたものとして、株主に慎重に行動するよう求めている。
コロワイドの提案では、大戸屋の創業者、三森久実氏の長男、三森智仁氏を含めコロワイド側で7人を新任として推し、12名の取締役の内、過半数の掌握をめざす。大戸屋HDは、2015年に三森久実氏が亡くなった後、創業家と経営陣が対立し、智仁氏が大戸屋を退職した。
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