やじうま速報
記事への評価
取材・執筆 : 加藤一 2020年4月2日
老舗ビアレストラン「レバンテ」を運営する株式会社レバンテ(本社:東京都中央区、代表:河村 高滋)が、3月25日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた、と帝国データバンクが発表した。負債は現在調査中。都内の新型コロナウイルス関連の倒産はこれで3社目という。
「レバンテ」は、1947年3月に有楽町駅前にて創業。日本におけるビア&レストランの草分け的存在で、松本清張の小説「点と線」をはじめとして数々の小説等の舞台にもなってきた。2003年7月有楽町駅前から東京国際フォーラムへ移転し、2017年10月より地下1階コンコースで営業していた。
サッポロビール工場から直送される生ビールが名物となっており、新年会や忘年会など宴会需要が好調だった2013年5月期には年売上高約1億6300万円を計上していた。
しかし、近年は同業他社の新規出店などにより来客数の落ち込みを余儀なくされ、赤字決算が散発するなど厳しい運営を強いられるなか、新型コロナウイルスの影響で業況が悪化。先行きの見通しが立たなくなったことから、3月25日をもって閉店していた。
【関連記事】
コロナ倒産を避ける! 飲食店同士の連携の動き、始まる
札幌の「半田屋」FC、倒産。新型コロナが止め。
飲食店の倒産、過去最多の勢い。3年未満で淘汰される。
読者の感想
興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0
- 総合評価
-
- 0.0