【11月街角景気】キャッシュレス還元の浸透で、先行きに期待。

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2019年12月10日（火）11:06 やじうま速報

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取材・執筆：加藤一 2019年12月10日執筆

　街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2019年11月は、3ヶ月前と比較して景気の現状判断は飲食関連で、6.3ポイントも改善して、41.4ポイント。2～3ヶ月先の景気の先行き判断は、8.1ポイント後退し、48.2ポイント。

　消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動で10月は低下したが、キャッシュレス還元を利用する顧客がじわじわ増えており、持ち直しへの期待がみられる。

■街の声

「消費税増税により、全般的に消費控えのような動きが感じられる。また、経営面からは、様々な商材の価格が上昇していることから利益が出にくくなっている。人件費が高騰していることも影響している。」（北海道・高級レストラン）

「飲食業の増床により売上は増加しているが、食品輸入業務は、台風や水害が発生した9～10 月よりは良いものの、まだ回復はしていない。」（南関東・一般レストラン）

「客の様子と回答したが、来客数の動き、競争相手の様子などいろいろな点からみている。とにかく良くない。」（甲信越・スナック）

「3ヶ月前に比べると売上の落ち込みは緩やかになってきている。消費税の引上げの影響もやや薄れてきている。」（中国・一般レストラン）

「10～11 月は、売上が前年を下回っている。同業者からも同じ声を聞くことが多い。特に書き入れ時の週末の売上不振が大きく、企業グループ利用の低下が目立っている。」（九州・スナック）

「飲食パターンに地域分散化、少人数化、中食という変化があり、コンビニイートイン等のライバルも増加している。極度の求人難、増税、働き方改革による時短や時給の上昇による経営圧迫等、解決すべき難問題が多々ある。」（沖縄・居酒屋）

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