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取材・執筆 : 竹中裕司 2019年10月2日執筆
コロワイドは、定食店を展開する大戸屋ホールディングス(HD)に出資したと発表した。取得株式数は18.67%。日本経済新聞によると、取得額は30億円。事実上の創業者である故三森久実氏の妻である見栄子氏、長男である智仁氏の持ち株を買い入れたもの。

コロワイドは、大戸屋HDとの友好的な協議を経て、コロワイドグループが持つセントラルキッチンや食材調達力を生かして、大戸屋HDの企業価値を高めて行きたいとしている。
居酒屋事業の先行きが不透明な中、コロワイドは、近年、焼肉店「牛角」、回転寿司「かっぱ寿司」、ハンバーガー「フレッシュネスバーガー」など、食事業態の買収を進めている。今回の出資もその一環と見られる。ただ、大戸屋はここ数年、不振が続いており、どう再生するか注目される。
創業家である三森智仁氏は、2010年に高齢者家庭や介護事業者向けの食事宅配サービスの会社、スリーフォレストを設立し、「ハッピーテーブル」というサービスを始めている。今回得た資金は、事業拡大に活用すると見られる。
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