スマートフォン版のフードリンクニュースを見る

RSSフィード

やじうま速報

外食ニュース

2019年6月26日(水)10:59 やじうま速報

5月の外食市場、GW買い控えでも33ヶ月連続プラス。大手チェーン強し。

記事への評価

  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
  • ★
0.0

取材・執筆 : 加藤一 2019年6月26日執筆

キーワード :  

 一般社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:髙岡慎一郎)は協会 会員社を対象とした外食産業市場動向調査2019年5月度の集計結果を発表した。全体の売上は103.1%と33ヵ月連続して前年を上回った。

 5月は、GW後半の6連休から始まり、昨年と比べて休日が2日多かったこともあり、連休期間中は堅調に推移した。連休後はその反動による節約志向などで客足は鈍ったものの、引き続き、季節メニューの投入やメニュー価格の改定等により客単価が上昇した。

 街角景気で見ると、GW後の買い控えで悪化しているが、協会に属す大手外食企業は踏ん張った。大手と街場の飲食店との力の差が開いているようだ。

 ファーストフード業態の全体売上は、103.9%と前年を上回った。「洋風」は、改元の祝賀ムードの中、過去の人気商品の再登場や新商品の投入などで客単価が上昇、売上は104.2%。「和風」は、サイドメニューの価格改定、定食メニューの好調などで客単価上昇、売上104.9%。「麺類」は、携帯会社とのコラボキャンペーンにより客数が大幅に増加し、売上107.2%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、長い休日で日常使いの弁当等が苦戦したものの、回転寿司が好調に推移したため、店舗減の中で売上は102.3%となった。

 ファミリーレストラン業態は、103.4%と前年を上回った。「洋風」と「和風」は、GW後の節約志向などもあり客数が減少するも、フェアメニューの好調等で客単価が上昇し、売上は「洋風」101.9%、「和風」101.0%。「中華」は、テレビ露出の影響と連休期間中の集客好調により、売上は108.4%。「焼き肉」も、GWのファミリー需要等が好調で、売上は106.3%となった。

 飲酒業態では、長い休日がビジネス街の客足に影響したが、繁華街ではプラスに働き客数を押し上げた。客足
は連休明けに鈍ったが月末には回復し、店舗減の中でも売り上げは「パブ・ビアホール」101.5%、「居酒屋」
100.2%と、ともに前年を上回った。

 ディナーレストラン業態は、連休期間中の堅調な推移で、店舗減の中、売上は100.9%となった。

 喫茶業態は、前月同様、連休期間中はビジネス街で営業時間を短縮する店もあり、客数は前年を下回ったが、季節のドリンクメニューの投入や価格改定等で客単価が上昇、売上は102.3%となった。

getujidata-2019-05.jpg


【関連記事】
5月の街角景気、10連休後の買い控えで悪化。令和フィーバーも、しぼむ。
https://www.foodrink.co.jp/news/2019/06/11104729.php

GW前半天候不良で客足鈍るも、値上げで5月売上プラス。
https://www.foodrink.co.jp/news/2019/05/28110910.php

串カツ田中、3ヶ月連続で既存店売上マイナス。競合激化か?https://www.foodrink.co.jp/news/2019/06/0690232.php

読者の感想

興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

この記事をどう思いますか?(★をクリックして送信ボタンを押してください)

興味深い
役に立つ
送信する
誰かに教えたい
  • 総合評価
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
    • ★
  • 0.0

( 興味深い0.0 | 役に立つ0.0 | 誰かに教えたい0.0

Page Top