やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2019年6月11日執筆
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2019年5月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連で、4月、5月と2ヶ月連続で後退し、40.7ポイントにまで下がった。2~3ヶ月先の景気の先行き判断も、4月より2.5ポイント下がり、45.0ポイントとなった。10連休後の買い控えが響いた。改元フィーバーは続かなかった。
■街の声
「来客数の前年比が順調に伸びている。そのため、景気が特に悪くなっているという雰囲気はない。」(東北・一般レストラン)
「人件費負担の増加が経営の重荷になりつつある。特に当業界のような労働集約型の事業では、合理化もままならないなかで、直近の業績に多大な負荷がかかっている。」(南関東・その他飲食[給食・レストラン])
「消費税再増税までは、建設関連や自動車関連などはまずまずである。ただし、その分、日常の消費、サービス業に対する消費は控える傾向になる。」(甲信越・一般レストラン)
「ゴールデンウィークは、10 連休になった分利用日は分散したが、前年より多くの来客数があった。しかし、連休明けからは特に平日の動きが悪い。」(東海・高級レストラン)
「10 連休期間中は例年の 110%ほどの集客があったが、7日以降は散々な集客となり、5月のトータルでは例年より若干の集客減となる。」(北陸・高級レストラン)
「4月から、来客数が前年比で減少する傾向が続いており、客単価もやや低下している。基調の大きな変化はないが、景気はやや後退していると感じる。」(近畿・一般レストラン)
「連休明けから客の動きが鈍い。令和最初のジューンブライドで結婚式は多いが、団体で動くため、当店は週末でも来客数が少ない。」(四国・スナック)
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