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やじうま速報

外食ニュース

2019年5月15日(水)10:59 やじうま速報

4月の街角景気、10連休前の買い控え。改元フィーバーで先行きに期待。

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取材・執筆 : 加藤一 2019年5月15日執筆

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 街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2019年4月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連で、3月よりわずかに0.1ポイント下がり、42.3ポイントに。下げ止まり感がある。しかし、2~3ヶ月先の景気の先行き判断は3月より2.8ポイントも上昇し、47.5ポイントに。

 10連休の前と後とで買い控えを懸念して、先行きをネガティブに捉える方が多いかと想像していたが、改元フィーバーで前向きに捉えている方が多いようだ。

■街の声
「改元に伴い客の購買意欲が高まっており、一時的に景気は良くなっている。ただ、こうした状況は長く続かない。」(北海道・高級レストラン)
「単価、来客数、販売量共に落ち込んでいる。予約においても、ワンランク下のコースが増えている。」(東北・一般レストラン)
「年初は業績の落ち込みを心配された取引先も多かったが、3月以降は持ち直しの傾向がみられる。海外情勢も、大きな対立を避ける動きがみられれば、現状のまま、やや良くなっていく。」(北関東・その他飲食[給食・レストラン])
「10 連休が終わり、動きは鈍くなる。夏は暑さで動かず、物価上昇も影響してくる。消費税再増税前の駆け込み需要があるかどうかは未知数である。」(北関東・一般レストラン)
「4月は、既存のレストラン店舗について前年と比較しても大きな変動はないが、客の様子はやや厳しい。景気動向は平行線が続いている。」(南関東・一般レストラン)
「月の前半は多少動きがあったものの、後半に入ってゴールデンウィーク前ということもあり、家族客の来店が悪い。」(甲信越・一般レストラン)
「客に明るさが見られる。改元効果なのかは分からないが良い雰囲気がしばらくは続きそうである。」(甲信越・スナック)
「仕入れのための食品が徐々に値上がりをしている。」(東海・一般レストラン)
「5月の連休後の団体旅行による受注が例年の 80%ほどしかなく、厳しい状況である。」(北陸・高級レストラン)
「最近は休日の予約が、早い段階で満席になることが多い。」(近畿・高級レストラン)
「歓迎会シーズンにもかかわらず、客数が伸びない。連休も企業が休みとなるため、飲食店は悪影響を受け、連休中の旅行やレジャー等により出費がかさみ、休み明けも外食を控えることが予想される。個人経営の飲食店にとって 10 連休は深刻である。」(九州・スナック)
「大型連休を前にして、買い控えで例年より客の財布のひもが固い。平日は総合居酒屋はさっぱり入客が取れず、鶏、焼き肉、特産品などの専門店に流れている。居酒屋から焼き肉専門店、鶏の丼専門店に業態替えしている同業者が周りで数件ある。」(沖縄・その他飲食[居酒屋])。


【関連記事】
3月の街角景気、歓送迎会が盛り上がらず。連休後の消費疲れが心配。
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串カツ田中、4月既存店売上マイナス8%。飲酒業態には10連休は厳しい。
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