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やじうま速報

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2019年4月09日(火)10:43 やじうま速報

3月の街角景気、歓送迎会が盛り上がらず。連休後の消費疲れが心配。

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取材・執筆 : 加藤一 2019年4月9日執筆

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 街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2019年3月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連で、2月より2.8ポイント悪化し、42.4ポイントに。2~3ヶ月先の景気の先行き判断も1月より1.6ポイント悪化し、44.7ポイントとなった。歓送迎会が少人数となり、地方選挙で飲食が控えられるなど景気は思わしくない。先行きについては、改元や大型連休等への期待もみられるが、その後の消費疲れが心配となる。

■街の声
「統一地方選挙を控えて売上がやや落ち込むとみられたが、結果的に影響はみられなかった。このまま良い状況で推移することが期待できる。」(北海道・スナック)
「景気が上向いてくる要素が1つも見当たらない。収入が増えてこないにもかかわらず、これから物価がどんどん高騰することになれば、景気はやや悪くなる。」(北海道・高級レストラン)
「ゴールデンウィークが 10 連休となるため期待はあるが、その後の消費疲れを考えると余り変わらないとみている。」(東北・一般レストラン)
「平日の客の動きが悪い状況が続いている。閉店する同業者が増えている。」(北関東・スナック)
「ゴールデンウィーク等により、観光地では多少期待するも、現状から先行きを考えると、個店では不安が先立つ。」(甲信越・一般レストラン)
「食事中心の店で、飲物を注文しない客が増えている。客単価が上がらない傾向が非常に強くなってきている。」(東海・一般小売店[酒類])
「節約志向が強くなっている一方で、晴れの日等の利用は多くなっている。また、歓送迎会等の春のイベントが少人数化している。」(東海・高級レストラン)
「客に直に接する外食は、今までのメニュー売価では利益が出にくい状況である。人件費、原料費、物流費が上がり、メニュー売価に反映すれば売上高と来客数は減少する。10 連休による一時的な景気回復は見込めるが、それ以降の明るい要素はない。」(北陸・一般レストラン)
「ゴールデンウィークの予約状況は前年を上回っているが、連休明けはインバウンドの個人客を中心に、前年よりも不調となっている。」(近畿・高級レストラン)
「食料品や原材料の値上げに加え消費税の引上げも控えているため、客の財布のひもは固くなる。外食は節約する際最初に対象となるため厳しい状況が続く。」(中国・一般レストラン)
「3月後半から選挙の時期になったため、企業関係の動きが鈍く、送別会の売上が例年とは違い伸びない。」(九州・高級レストラン)
「改元等で気分は上がりそうだが、極度の人手不足で定休日を入れてもシフトが回らない状況で、売上を伸ばすのは厳しい。」(沖縄・居酒屋)


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