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2018年12月25日(火)09:59 やじうま速報

ニュージーランド産日本酒「全黒」逆輸入。ラグビーワールドカップを意識。

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取材・執筆 : 加藤一 2018年12月25日執筆

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 ニュージーランド唯一の日本酒「全黒」を手掛けるNEW ZEALAND SAKE BREWERS LIMITED(本社:クイーンズタウン ニュージーランド、共同創業者:David Joll)が、12月19日に5銘柄を日本で発売した。

 「全黒」は、日本の伝統的な製法に基づき、五百万石の酒米とサザンアルプスから流れ出る純粋な水によって作られる純米酒で、2016年のロンドン SAKE Challengeにて「雫絞り純米酒」が金賞、「にごり酒」が銀賞を受賞、又2018年は「雫絞り純米酒」が純米吟醸部門で銀賞を受賞した。精米歩合60%の酒米を使い、ニュージーランドの先住民族マオリ族の万能薬と言われるマヌカの木を櫂棒として使い、ビタミンが豊富で日本食だけでなく、世界の幅広い食事に合うことを目的として作られた。

 「全黒」の名前の由来は、ニュージーランドの〝最強″のイメージをもとに〝全″(Completely)、〝黒″(Black) と名づけられた。これまで、ニュージーランドやロンドンを中心に販売したが、2019年に開催が予定されているラグビーワールドカップに先駆け、日本進出を決めた。

 New Zealand Sake Brewers Limitedは、ニュージーランドに唯一ある日本酒蔵。17歳の頃初めて交換留学生として日本を訪れたことがきっかけで日本が大好きになり、日本に長年移住したデイビッド・ジョールが、帰国後、ニュージーランドには日本酒蔵がないことに気付き、友人と共に創業した。現在は、ニュージーランドをはじめとする12の販売所にて販売している他、45のレストランで楽しめる。来年開催予定のラグビーワールドカップに向け、日本とニュージーランドの懸け橋になることを目標としている。

 海外でも日本酒が造られる時代となった。「全黒」とはオールブラックスを意識したネーミングで、日本上陸の成功を目指す。他にも逆輸入日本酒が今後入ってくるだろう。

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全黒オリジナル純米酒
特徴:少し低めのルコール度数に仕上げた。軽い飲み心地。
アルコール度数:14%

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ワカティプスリーピングジャイアント
特徴:醪(もろみ)を槽(ふね)で搾り、うまみをすべて凝縮。ワカティプ湖に眠るマタウと言う巨人の様に、力強い味。冷酒と同様、ぬる燗でも。
アルコール度数:16%

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雫搾り
特徴:醪(もろみ)を袋に入れてタンクの上につるし、落ちてきた雫だけを集めた。最も高級なお酒が採れると言われている製法。料理の味を引き立てる繊細なうまみ。
アルコール度数:15%

 ab5.jpg
純米にごり
特徴:醪(もろみ)を完全に搾らずに、澱(おり)を残したまま瓶詰。澱によるかすかな刺激とまろやかな口当たり。スパイシーな料理と良く合う。
アルコール度数:13.8%

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ぷらむ酒
特徴:自身で栽培を手掛けた梅を採取し、全黒の原酒に漬け込む製造方法。さらにニュージーランドで採れるマヌカハニーを砂糖の代わりに使い、甘みを引き出す。一般的に日本で飲まれる梅酒とは違った風味が味わえ、甘めの料理、デザートなど合う。
アルコール度数:13.5%

■企業サイトURL: http://zenkuro.co.nz/

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