やじうま速報
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取材・執筆 : 加藤一 2018年6月25日執筆
一般社団法人日本フードサービス協会(略称:JF=ジェフ 本部:東京都港区 会長:髙岡慎一郎)は協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査2018年5月度の集計結果をまとめた。5月は、ゴールデンウィークの休日が土曜日と重なり短くなったこと、雨天日が多かったことに加え、休祝日や「ハレの日」以外はやや節約傾向が見られ、ゴールデンウィーク明けの客足は弱めに推移した。一方で高付加価値メニューの堅調や価格改定などで客単価の上昇が続いており、全体売上は100.4%とほぼ前年並みながら、21ヶ月連続して前年を上回った。
ファーストフード業態では、全体売上は101.8%と前年を上回った。「洋風」は、消費者参加型キャンペーンを展開した店が牽引し、客数上昇、売上は104.1%。「和風」は、定食メニューやトッピング訴求の好調、価格改定等で客単価の上昇が続いており、売上101.6%。「麺類」は、昨年のメディア露出の反動などもあり客数減少、売上99.2%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、価格が高めの商品投入による客単価上昇が続いており、売上は101.7%。「その他」は、「アイスクリーム」が、気温が下がった時期に低調となり、売上96.2%となった。
ファミリーレストラン業態では、全体売上は98.6%と前年を下回った。「洋風」は、高付加価値メニューへの支持は引き続きあるものの客数減の影響が大きく、売上96.9%。「和風」は、連休明けの平日の集客が振るわず売上97.0%。「中華」は、引き続き、お客様感謝キャンペーンによる集客増で売上は105.2%。「焼き肉」は、伸び率が縮小したものの、101.7%と18ヵ月連続して前年を上回った。
パブ・居酒屋業態では、「パブ・ビアホール」は、順次オープンしたビアガーデンが予想外の気温で苦戦、売上は98.0%。「居酒屋」は、引き続き他業態との競争や店舗減少のため、売上は96.3%。
ディナーレストラン業態では、連休明け平日に客数減が見られたものの、大型商業施設への新規出店や客単価に支えられ、売上は101.9%となった。
喫茶業態では、訴求力のある季節メニューが打ち出せず客数が減少、売上は98.3%。

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