ニューオープン
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取材・執筆 : 加藤一 2018年6月5日執筆
横浜市が、みなとみらい 21 新港地区において推進する「新港地区客船ターミナル(仮称)等整備事業」において、建築工事に着手したと発表した。本事業は、事業予定者として選定された「(仮称)Yokohama Pier9」の構成企業(野村不動産、横浜グランドインターコンチネンタルホテル、藤木企業など)が中心となって設立した「新港ふ頭客船ターミナル株式会社」が推進する。
また、着工に合わせて事業名を「YOKOHAMA HAMMERHEADPROJECT」へと改称した。1914年、新港ふ頭の先端に横浜港第一号の「ハンマーヘッドクレーン」が設置され、日本初の近代的埠頭として横浜港の中心的役割を担ってきた。現存するこの「ハンマーヘッドクレーン」を囲む本事業用地は、歴史ある風景"荷役の歴史"を継承し、また新たな文化や価値"大型クルーズ客船のターミナル"を生み出す場所として再出発する。その歴史遺構として残る「ハンマーヘッドクレーン」を名称に取り入れ「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」と命名した。
今後は客船ターミナル施設を中核施設とし、「食」をテーマとした体験・体感型の商業施設、海に面した埠頭の立地特性を活かした高質なホテルを一体的に整備し、竣工は2019年を予定している。


【計画概要】
■所在地:横浜市中区新港 2 丁目 14 番 1
■最寄駅:みなとみらい線「馬車道」駅 徒歩10 分
■敷地面積:約17,400 ㎡
■規模:地上 5 階建、延床面積約30,290 ㎡
■用途:税関・出入国管理・検疫施設(1F)、商業施設(1~2F)、ホテル(1~5F、客室数約 200室)等
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