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取材・執筆 : 小山裕史 2021年6月4日執筆
チャミスルCM動画より
第4次韓流ブームは、アルコールの消費行動にも影響を与えている。イマドキ女子に浸透したのが、緑色の瓶が特徴の韓国焼酎「チャミスル」である。スーパーやディスカウントストアでは、チャミスルコーナーが設置されており、家飲みの新アイテムとして注目を集めている。
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イマドキ女子をターゲットにした韓国酒場も増え始め、チャミスルと触れる機会が増えている。現在、酒類の提供が禁止されているため、家でチャミスルを飲み、SNSにアップするのが女子のライフスタイルになっている。
日本における韓流ブームは2003年〜2004年に放送された「冬のソナタ」が、第1次。2010年からの第2次、2016年からの第3次と続き、2021年の第4次韓流ブームが起きている。何故、第4次でチャミスルが注目されたのか、韓国好きの女子に聞くと、「ネット配信動画のコンテンツが増え、気軽に韓国ドラマが観られるようになった。昔の韓国ドラマではあまり食事やお酒を飲んでいるシーンがなかったのですが、最近のドラマでは食事のシーンが頻繁にあり、必ずと言っていいほど登場するのが緑色の瓶です。ドラマでは、チャミスルと謳ってはいませんが、緑色の瓶=チャミスルだと思っています」
緑色の瓶=チャミスル、間違えても当然である。焼酎市場のおよそ8割を占めるのが「チャミスル」、「チョウムチョロム」、「ジョウンデー」の3銘柄であり、どれも緑色の瓶である。そのうちの半分をチャミスルが占め、圧倒的なシェアと人気を得ている。但し、ディスカウントストアでは、チャミスル以外に、ジョウンデーの販売も目立っており、ジョウンデーをチャミスルと勘違いして購入する女子も多い。どちらも、緑色の瓶にハングル語のラベル、注意して見ないと、間違えても当然である。
チャミスル
ジョウンデー(画像引用:konest.com)
ジョウンデーをチャミスルと勘違いして投稿している
チャミスルは今後も、家飲みに浸透していくと思うが、緑色の瓶が全てチャミスルではない。
購入、SNSで投稿する際は注意して。
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