やじうま速報
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取材・執筆 : 安田正明 2024年11月26日
社団法人日本フードサービス協会(本部:東京都港区、会長:久志本 京子)による協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査。2024年10月度は、外食全体の売上は前年比106.1%と好調が続いている。
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本年10月は、前年に比べ日曜日が少ない曜日回りとなり、業態によっては客数などに影響が出た。しかし、各種販促キャンペーンの堅調に加え、まだ気温の高い日があり、依然夏向けの商品も堅調であったことや、また月間の訪日外客数が過去最高を記録したことなどから、外食全体の売上は前年比106.1%となった。なお依然としてコメをはじめ原材料費の高騰も続いており、経営の圧迫要因となっている。
ファーストフード業態は、売上106.6%となった。 「洋風」は期間限定の季節メニューや、ゲーム業界とのコラボ企画が好評で、売上は104.3%となった。「和風」はCMによる訴求や値引きキャンペーンで集客し、売上112.2%。「麺類」は郊外ロードサイド店舗の拡充や、高温傾向により冷たいメニューが堅調、観光地での訪日外客の賑わいもあり、売上は112.1%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、休日数が少なかったことなどによる客数減もあったが、売上は100.4%となった。「その他」は「アイスクリーム」「ドーナツ」がハロウィーンのキャンペーンで売上を伸ばし、前年比106.6%となった。
ファミリーレストラン業態は、全体売上105.7%となった。 「洋風」は、月初及び月末の悪天候がやや影響したところもあったが、クーポンや期間限定のデザートなどの好評
もあり、売上106.7%となった。「和風」は、高温で鍋メニューが振るわなかったものの、秋メニューのフェアが奏功したことなどから、売上106.5%となった。「中華」は特産食材のキャンペーンが奏功し、また創業記念クーポンにより集客したところがあり、売上103.8%。「焼き肉」は、休日が一日少ないことの影響で、客数に影響があったものの、価格改定とキャンペーンの効果により、売上102.7%となった。
パブ・居酒屋業態は、ビジネス街立地の店での休前日の好調に加え、インバウンドの集客が増え、売上堅調。高温傾向により日本酒の熱燗などは振るわなかったが、ビールの売れ行きが堅調で、売上104.6%となった。 店舗数が前年を割り続けていたが、ようやく100.4%と前年を超えた。
ディナーレストラン業態は、休日が少ないことなどで客数に影響があったところが一部あったが、インバウンド需要の好調が続き、売上101.3%となった。
喫茶業態は、10月に入っても続く高温傾向により、冷たい飲み物が好調、テラス席の需要もあり、前年比107.6%となった。
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