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取材・執筆 : 安田正明 2024年3月15日
ラーメン店、カフェの6割以上が3年以内に営業終了。「飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤代 真一)が同サイトの造作譲渡情報より調査。
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閉店した飲食店の件数を業態と営業年数ごとに集計したところ、「お弁当・惣菜・デリ」、「そば・うどん」、「ラーメン」、「カフェ」は、6割以上の店舗が営業3年以内で閉店しており、かつ3割以上の店舗については営業1年以内に閉店している。
ラーメン店とカフェは「出店したい業態」としてトップ5に入る人気業態だが、同じく出店したい業態として上位である居酒屋・ダイニングバーと比較すると、3年以内に閉店する割合はラーメン店(62.7%)、カフェ(60.2%)に比べ、居酒屋・ダイニングバー(45.7%)と約15%の差があり、ラーメン店やカフェは生き残りが厳しい業態となっている。
一方で、営業3年を超える店舗の割合が最も高かった3業態は、「和食」、「寿司」、「フランス料理」。特に、「和食」と「寿司」は、11年を超える営業をしていた店舗の割合が和食(30.0%)、寿司(34.4%)と非常に高い割合を占める。3業態の中でも、特に寿司とフランス料理は、専門的な技術が必要なため、開業までの障壁が高く、他業態と比較すると開店件数が低いため、競合が少ないことも影響しているようだ。
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