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やじうま速報

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2022年8月24日(水)08:26 やじうま速報

店は「Instagram」、お客は「Google」。グルメサイト離れ明確に。

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取材・執筆 : 加藤一 2022年8月24日

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 グルメサイト離れが進行し、飲食店検索に利用するツール利用率トップが、Googleとなった。予約システムの株式会社TableCheck(本社:東京都中央区、代表取締役社長:谷口 優)は、20~60代の全国の男女ユーザー1100名と、20~50代の飲食店に勤務する全国の男女550名を対象に、6月27日~30日にネット調査を実施した。

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 ユーザーに対して、グルメサイトの信頼度を問う設問に対して、「あまり信頼していない」「まったく信頼していない」を合わせた信頼しない層は、30.4%にまで上り、2年前の数値から約1.2倍となった。さらに、複数回答で飲食店検索に利用するツールを尋ねると、検索、マップなどを含む「Google」の利用が初めてグルメサイトを抜いてトップに躍り出た。Googleは、コロナ禍で検索や予約など飲食店に関連する機能を充実させた結果、ユーザーが一気にシフトした結果となった。

 年代別に飲食店の検索、予約ツールをみてみると、全年代においてグルメサイトの利用率は高いものの、「Google」の利用率が20代、30代、50代でグルメサイトを上回る結果に。また、SNSで飲食店を探すのは20代のユーザー間で普及していた。

 一方、予約ツールとしての利用率は、「Google」「SNS」ともに極めて低い利用率にとどまっている。予約は依然として「グルメサイト」「電話予約」が根強い。GoogleやInstagramはコロナ禍で飲食店の予約機能を充実させたが、飲食店側の導入が進んでない。圧倒的なユーザー数を集めるGoogleを予約ツールとしてしっかり活用すれば、Googleから高い集客効果を期待できそうだ。

 また、飲食店に勤務する側に、今年6月の韓国料理コラボに対する食べログ敗訴の判決に対して妥当だと思うか、と尋ねたところ約6割が「判決は妥当」と回答。「判決は妥当ではない」、つまり食べログ側を支持した回答者はわずか5%にとどまり不満が募っている。グルメサイトに変わって飲食店側で人気なのが、「Instagram」。販促など情報をタイムリーにユーザーへ届けられることから注力する店が増えている。

 ユーザーはグルメサイトより「Google」を好んで利用するようになり、飲食店は集客効果のある「Instagram」と「公式ウェブサイト」をより多く活用するようになった。グルメサイトに対しては、飲食店側は高い広告料や信用度の低い評点で不満を持ち、ユーザーも「自分好みのお店が見つからない」という不満を持っている。高い契約料順に表示されるということが公となり信頼が落ちている。ユーザー、飲食店双方においてグルメサイト離れが進行している。

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