DD、助成金71億でも、2期連続赤字。債務超過は解消し、不動産業も。

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2022年4月15日（金）07:53 IR情報

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DD、助成金71億でも、2期連続赤字。債務超過は解消し、不動産業も。

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取材・執筆：加藤一 2022年4月15日

キーワード：債務超過　決算　赤字

　株式会社ＤＤホールディングス（（本社：東京都港区、代表取締役社長：松村厚久）が2022年3月通期決算を発表。コロナによる助成金71億7千万円を営業外収入としたが、最終赤字3億54百万円となった。

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　売上高193億53百万円、 17.6％減。営業赤字73億32百万円、前年も赤字97億3百万円。経常赤字97百万円、前年も赤字90億34百万円。最終赤字3億54百万円、前年も赤字85億7百万円。助成金収入71億7千万円にもかかわらず。2期連続の赤字となった。

　海外事業を担うDiamond Dining International Corporationの全株式を松村厚久氏の資産管理会社WESTMAN,INC.に譲渡し、海外飲食事業から撤退。加えて、2022年2月16日に株式会社ゼットンのTOBに応じて、持分株式の一部を売却するなど事業のスリム化を行った。

　他方、リモートで人気の湘南エリアにおける不動産売買需要に対応すべく、地場ネットワークの強みを活かし、「ただ家を売るのではなく、湘南の地で人それぞれが望むライフスタイルを実現させるための家探し」をコンセプトとした不動産売買専門店「SLE不動産藤沢店」「SLE不動産大和店」をオープンさせた。

　2021年2月期決算で債務超過となり、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄となっていたが、2022年2月期連結会計年度において優先株式の発行などで純資産52億40百万円となり、債務超過を解消する見込みとなったと発表した。