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取材・執筆 : 加藤一 2022年3月10日
株式会社サッポロライオン(本社・東京都中央区、社長・三宅 祐一郎)が、1934年創建の「銀座ライオンビル」が、2月17日付で国の登録有形文化財(建造物)として登録されたと発表した。
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現存する日本最古のビヤホール「ライオン 銀座七丁目店」が入っている。昭和9(1934)年4月8日、サッポロビールやアサヒビールの前身である大日本麦酒(株)の本社ビルが竣工し、1階にビアホールが設けられた。内装は、当時としては贅をつくし、工夫を凝らした造りとなっており、建築家を含め多くの人から絶大な賞賛を集めたという。戦時中空襲により多くのビヤホールは焼失または疎開のため取り壊されたが、同ビヤホールは空襲を免れ、昭和20(1945)年9月11日から接収され進駐軍専用のビヤホールとなった。昭和27(1952)年1月に接収は解除され、一般に開放された。
創建当時から内装は殆ど同じままで、今年4月8日(金)で創建88周年を迎える。「いつも同じ姿で迎えてくれるビヤホール」「思い出が詰まっているビヤホール」として多くのお客から愛されている。

店内正面の大型ガラスモザイク壁画

豊かな実りをはぐくむ大地をイメージした店内の赤レンガの壁

大麦を表現した柱
「銀座ライオンビル」
■所在地: 東京都中央区銀座七丁目9番20号
■構造: 鉄筋コンクリート造 地下1階~地上6階
1階 ビヤホールライオン
2階 ビヤ&ワイングリル 銀座ライオン
3階 くつ炉ぎ・うま酒 かこいや
4階 和食・うま酒 入母屋
6階 銀座クラシックホール
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