やじうま速報
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2021年8月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では、21.1ポイントで7月から19.3ポイントも悪化した。
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2～3か月先の景気の先行きに対する判断は、41.7ポイント。6月から5.8ポイント低下した。ワクチン接種の進展への期待はあるが、全国のコロナ感染者数が8月26日には過去最高の24950人にも達し、不安感の方が大きく勝った。
■街の声
「今後の景気は悪くなる。店を休業することで支援金が支給されることになるが、どうもやる気が出てこない。年内の通常営業は諦めて、年明け以降の経済政策に期待して、何とか経営を維持していきたい。」（北海道・高級レストラン）
「新型コロナウイルス感染が拡大してきて、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言などで全く客の出足が止まっている状態である。以前はテイクアウトの需要もあったが、最近はそういったこともかなり減っており、大変厳しい状態が続いている。」（東北・一般レストラン）
「県独自の緊急事態宣言や国からのまん延防止等重点措置、その後の緊急事態宣言対象地域への追加等、立て続けの発出で、ほぼ休業せざるを得ない状況である。テイクアウトも行っているものの、元々、酒と料理の店なので、売上が大幅に減少している。」（北関東・居酒屋）
「緊急事態宣言発出の影響もあるが、当店独自に、県内ナンバー車以外は店内飲食できないことを案内しているため、来客数が減っている。」（甲信越・一般レストラン）
「８月は、新型コロナウイルスの影響なのか自宅での東京オリンピック観戦で外出を控える傾向にあるのか、客の総来店の比率が前年と比べ減少した。」（東海・一般レストラン）
「飲食店でのアルコール販売自粛で休業する店がほとんどである。当社のような業務店向けが中心の酒販店では、販売量は９割以上の減少である。従業員はほとんど休みで、出勤調整をしても２時間で終了する。」（東海・酒類小売）
「８月２日から９月 12 日まではまん延防止等重点措置地域に該当するため、酒類の提供ができず、営業時間が 20 時までである。夜は客が少ないため、部門によって平日の夜は閉鎖している状況である。」（北陸・高級レストラン）
「緊急事態宣言の発出や東京オリンピックの開催、長雨の影響などで、売上の前年比はここ３か月では最低となった。減少率は、前月よりも 10 ポイント悪化している。」（近畿・一般レストラン）
「新型コロナウイルスの家庭内感染に対する懸念から、売上をある程度支えていたファミリー層の利用が減少する可能性があるため、景気はやや悪くなる。」（中国・一般レストラン）
「ワクチン接種が進むにつれて、全体としては少しずつ良くなってくるとはみているが、大箱の居酒屋は事業転換をしない限り、前の売上は戻ってこないとみている。長期にわたる新型コロナウイルス感染症の影響で債務超過になっている店舗の元金返済が始まると、一気に倒産が増えてくると予測する。」（沖縄・居酒屋）
もう待てない！
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