やじうま速報
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取材・執筆 ： 加藤一 2021年8月16日
街角景気は地域の景気に関連の深い動きを観察できる立場にある人々から聞いた景気判断。2021年7月は、3ヶ月前と比較しての景気の現状判断は飲食関連では40.4ポイントで、6月から僅か2.6ポイントだが改善した。
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2～3か月先の景気の先行きに対する判断は、47.5ポイントで6月から2.6ポイント後退したが、横ばいの50.0ポイントに近い数字をキープしている。
景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しいが、少し持ち直していると見られている。先行きについては、感染症の動向を懸念しつつも、ワクチン接種の進展に期待しているようだ。
■街の声
「当地の地域特性として、新型コロナウイルスの感染拡大傾向にある地域からの客が多くを占めていることが挙げられる。そのため、現在の感染拡大に伴って、ここに来て伸びつつあった来客数が減少に転じることが懸念される。」（北海道・高級レストラン）
「今後、景気が良くなるとは考えられない。せめて現状並みの状態に戻るくらいにはなってほしい。」（北海道・スナック）
「飲食店では、緊急事態宣言中は酒を出せない。酒が出せない限り、売上は全く上がらず、厳しい状態が続いている。」（南関東・一般レストラン）
「繰り返される新型コロナウイルスの感染拡大で、さすがにどうしようもない状況に陥りそうである。廃業、倒産が加速するのではないか。」（甲信越・一般レストラン）
「自粛は当面続くが、ワクチン接種が飛躍的に進むことにより、通常の営業に近い形になることを期待している。」（東海・高級レストラン）
「ワクチンの効果に期待したいが、まだまだ新型コロナウイルスの波に翻弄されそうである。」（北陸・一般レストラン）
「新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあり、飲食業への販売制限が更に厳しくなる。ワクチンの接種が進み、感染者数に変化が出るまでは、厳しさが増すと予想される。」（近畿・一般レストラン）
「相変わらず新型コロナウイルスの話題が出るたびに、特にディナータイムの来客数が減少する。県内の感染者数が２けたに達してからは、特に自粛が目立っている。」（中国・一般レストラン）
「ワクチンの接種率が上がり、重症者数も少なくなっていることから、少しずつ客足が戻っている。」（四国・一般レストラン）
「東京オリンピックや夏休みも終わり、新型コロナウイルス感染が拡大し、再び自粛や消費の冷え込みが予想される。」（九州・一般レストラン）
「コロナ疲れか、緊急事態宣言のなかで感染者数はどんどん膨れ上がっており、飲食店はいつになったら、通常営業ができるのか、先のみえない戦いで疲弊して閉店廃業が目の前に迫っている。」（沖縄・居酒屋）
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