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取材・執筆 : 加藤一 2021年5月21日
「まいどおおきに食堂」などの株式会社フジオフードグループ本社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:藤尾政弘)が、フランチャイジーの豊田産業株式会社(本社:愛知県刈谷市、代表取締役社長:豊田 貴久)とケイマン島のファンド2社に自己保有株式を8億51百万円で売却する。

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豊田産業は繊維機械部品の製造及び組立が本業だが、2000年から外食に進出。06年6月から「まいどおおきに食堂」の中部地区のエリア本部を務めてきた。今回は1億21百万円でフジオフード株10万株を購入する。他に物語コーポレーションの「お好み焼本舗」のエリア本部も行っている。
また、フジオフードはケイマン島のファンドに新株予約権を発行。全て行使されれば19億19百万円が調達できる。さらに、日本政策投資銀行などから一部を資本に組み込める劣後ローンとして37億円を借り入れる。
フジオフードは商業施設で展開してきた「串家物語」が休業に追い込まれるなど、2020年12月決算で純損失49億98百万円を計上し、財務基盤が大きく痛んでいる。調達した資金は、24年6月までに、収益力の高いタルト専門店「タルト&カフェ デリス」業態を中心に 75 店舗の新規出店などに活用する。

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