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取材・執筆 : 加藤一 2021年5月17日
博多ラーメン「一風堂」を展開する株式会社力の源ホールディングス(本社:福岡市中央区、代表取締役会長兼社長 :河原 成美)が、米国パンダレストラングループとの合弁を解消すると発表した。

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パンダレストラングループは、チャイニーズレストランチェーン全米店舗数1位の「パンダエクスプレス」を展開しており、両社は2016年に日本と米国で各々のブランドを相互に出店するという合弁事業をスタートさせた。現在、力の源は日本で「パンダエクスプレス」を8店舗出店。また、パンダレストランは米国西海岸で「一風堂」を5店舗展開している。
力の源は21年3月期決算で、国内・海外共にコロナ禍の休業や時短営業により、売上高165億39百万円、43.2%マイナス。最終赤字23億92百万円と厳しい。商業施設への出店を進めたことが裏目に出た。「パンダエクスプレス」は商業施設のみで施設休業のあおりをモロに受けている。両社は運営体制・方針や運営コスト等の問題が解決できず、合弁解消を選んだという。しかし、入り組んだ合弁となっており、解消までには時間がかかりそうだ。

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